回答
私の例で恐縮ですが、話をすすめましょう。やはり大学時代に同じように悩みましたが結局私は今、会社勤めをしながら初心者育成のために空いた時間を埋めています。複雑な環境の中で選んだ道はレッスンプロでした。今この世界で一番をめざしています。現在充実しています。これも周囲の人のおかげです。
私がビリヤードを始めたのが、大学2年のときです。同じクラスの友達が誘ってくれてそれが運命の始まりでもありました。やっていくうちどんどんはまってしまい、そのころ入っていた部活もいかなくなり毎日のように球を撞きました。
当時始めた頃は、ポケットは少なく四つ球が盛んでした。相手してくれる先輩たちも四つ球を撞く人たちで、当然ポケットも私に比べうまい人たちでした。が、やがて立場が逆になりました。質問も逆にされるようになりました。お店での情報が少なく、たまには相模原や横浜、渋谷等に行き武者修行に出ました。
1日の中でビリヤードの時間が長くなれば当然他にしわ寄せがいき、特に大学での授業は必修科目等の単位以外に加算されない選択科目を取らず、時間を作りました。たまには出ない授業もありましたが、何とか成績の方は低空飛行でクリアしてきました。当時お金もなく、アルバイトも今みたいに情報がなく、友達のコネでアルバイトはしていました。
といっても、小遣いは全部球代に消えていき、昼ご飯も抜くといった状況が続きました。
毎日最低でも2時間は撞きました。これを3年近く続けたのです。私も理系で工学部に籍を置いていましたが運良く選んだコースでの卒論が外国の文献を読み、卒論に反映しましたので、夜中まで実験ということはありませんでしたのでその点時間はありました。
始めた頃、毎日のように来てくれた一番うまいビリヤードの先輩は理系(確か化学科)の人で今年から実験が多くなるから今日が最後だと言って撞いてくれた。彼はこれを境に店には顔を出さなくなった。こういう人もいれば、知っているひとの何人かは、ビリヤードの虜になり大学をやめる人もいました。ビリヤード店の従業員として働きながらビリヤードの世界に入っていきました。
ですから、人それぞれですが、将来プロになるという決意があるのならすぐやめて、どこかのみせで働きながら腕を磨きましょう。そして、自分にはこの世界でしか生きられないように自分を追い込みましょう。ビリヤードの世界では学歴で順番を決めません。トッププレーヤに大学出のプロは何人いるのでしょうか。彼らは、早くから学校とは縁を切り、ビリヤードの世界に入って来ています。学歴では勝てない分、ビリヤードにはそれ相当の思いがありますので、中途半端な気分ではメンタル面では勝てません。勝負はメンタル面での戦いが大きくポイントを占めます。
迷っている状態が一番よくありません。ビリヤードでもどちらのポケットに入れようかショットする瞬間まで迷ってしまうと球ははいりません。大学も後1年であれば卒業するのもいいし、ビリヤードの世界にいくのも結局私には決められませんけど、やはり大学時代に私が見てきたのはきっぱり学業に専念する人と去っていく人の両方の生き方があるということです。どちらにいくにしても将来後悔しない人生をおくることです。
我家では、兄弟7人がみんな大学を出てくれることを両親は願っていました。末っ子の私が最後途中でやめることもできませんでした。家の経済はきびしく父親は定年を越えても役所にとどまっていましたので留年も許されずという状況でした。大学を出てビリヤードなんてとんでもないといのが当時の状況でした。
プロになる夢はありましたが、このような環境では普通の会社勤めと思っていましたので、ビリヤードもやりながら、とりあえず大学だけは卒業しようと何とか卒業単位をとり、4年間で卒業しました。しかし、成績はあまりよくなかったので静岡に戻り小さな会社に入社しました。結局静岡では仕事が忙しいこともあり、日曜日ぐらいしか練習にいくことができませんでした。静岡ではスリークッションをしている人が時々遊んでくれました。
都市対抗戦に出るため静岡でもポケットのクラブができました。でもメンバーはスリーの選手だらけでした。1人だけ京都の学校から帰ってきたひとが唯一ポケットを専門に撞いていました。都市対抗戦のメンバーに選ばれなかったのですが、1人行けなくなったので代わりに行き、なんとチームで1番成績がいい人に与えられる個人賞をもらってしまいました。賞を貰うのはうれしいですね。ますます頭の中でビリヤードの占める範囲が広がっていきました。それから20年が過ぎましたが、頭の中はビリヤードのことであふれています。
大学時代に将来、何になろうかと考えた時がありました。当時私が籍を置いていた学科から毎年、2,3人はパイロットの関係とか飛行機関係の職場にいく人がいると聞いて、パイロットか、調理師か、ビリヤードのプロになろうかと思っていました。パイロットは高給取りになれるが肉体的、精神的適性がとわれるし、調理師にも当時なりたくてバイト先は、いろんな店で働いたが、当時油をかぶってやけどをしたひとを見て結局やめることになる。
ビリヤードもプロになろうかと思って、当時田中守プロや藤間プロにあこがれていた。しかし当時ビリヤードのプロだけでは生活できないのでお店を経営するか専属になるかしかない。一番のネックになっているのが家族や周りから、ビリヤードは遊び人のする事でまともに認めてくれないのが現実であった。結局中途半端に終わってしまうことになる。
いまだにビリヤードは風俗営業だと思っている人がいるのには驚いた。でも最近はアジアオリンピック等の参加や若い男女が夜中でも、また女の子1人でもくるようになり、我々40代すぎの人たちが思っているダークな感じはほとんどなくなってきている。
最近テレビ等で放映される機会が多くなり、メンタルなスポーツと定着しつつあるようだ。だが私の中の罪悪感はなかなかぬぐい去ることができない。だから職業としてはやりたくなく、楽しんでやりたいので趣味と実益を考えて若い人たちに堂々と教えられるレッスンプロの道を選んだ。私の場合、前にも書いたことがあるが競争心が全くない。トーナメントプロになるための必須項目が欠けている。だからレッスンプロの中で1番をめざしている。教えてもらうなら田中のところへ行けといわれるように日々研鑽している。
どうせその世界の中でトーナメントプロとしてやっていくには、常に上位の方にいないとあまり意味はないと思っている。当然名声や賞金も下位の方では手中に入れることはできない。トーナメントプロは勝ってこそ名声と金がついてくるわけである。そのための自己犠牲というか自己管理ができないとそのプレッシャーにうちかつことができない。
一般のファンはそういう強靱な肉体と精神に拍手をおくるのである。トッププレーヤには名声と賞金が与えられるのです。1日24時間ビリヤードのこと考えて行動できる人でないと勤まらない。だから家庭崩壊もよく聞く。普通プロになって満足してしまう人もいるし、プロという崖っぷちに自分を追いやることで、トップにのし上がる人がいるわけです。
どうですか?少しは参考になりましたでしょうか?すぐやめてビリヤードの世界に入るのもよし、大学を卒業してからやるのもよしというところでしょうか。
あとは、自分自身に問いかけて、自分は将来何になっているのか。5年後、10年後の世界を心のタイムマシンに乗って見てきてください。それで結論が出るでしょう。
これを読んだみなさんからのメッセージも待っています。わたしならこう決断するとか!ありましたらメールください。
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